SBI 証券・外国株式口座での円貨決済

FIRE

特別定額給付金をいただきました

6月1日に、特別定額給付金20万円が振り込まれました。もともとマイナンバーカードを持っており、比較的早めに申し込んだためか、給付も早めにご対応いただけたようです(といっても3週間ちょいかかりましたが・・・)。

https://kyufukin.soumu.go.jp/ja-JP/

オンラインなのに手作業で確認作業しているから時間がかかるとか、オンラインの対応が大変すぎるためにオンライン申請やめにしますとかいったいどこの後進国だよとか思いますが、今回の話とは直接関係ないのでこれ以上は触れないことにして・・・

10万円オンライン申請は「失敗」だったのか?自治体を混乱させた本当の要因
 コロナ禍の経済対策として政府が国民に一律10万円を配る「特別定額給付金」のオンライン申請で自治体の業務が混乱している――。2020年5月から6月にかけ、新聞やテレビは連日、この話題を取り上げた。

経緯はともかくせっかくいただけたものなので、経済活性化のためにも迷わず投資に回すことにします。

VTI へ投資

経済活性化のためなら対象日本じゃないのというツッコミをいただきそうですが、いろいろあって無難なところに落ち着きました(本当は J-REIT か NTT あたりで考えていたのですが、ここ数日の連騰で買いタイミングを逸してしまった・・・・)。

外国株式口座の決済方法

米国株式口座ということで、決済は最終的には米ドルで行うことになります。SBI 証券での決済方法としては以下の通りとなります(本記事執筆時点)。

  • 円で決済する(決済時に自動的に米ドル購入)
  • 米ドルで決済する
    • 事前にSBI 証券サイトで円→米ドルの為替取引をしておく
    • 事前に住信 SBI ネット銀行で米ドルを購入しておき、その米ドルを外国株口座に入金する
    • 事前に SBI FX α で米ドルを購入しておき、その米ドルを現引で入金する

メリットデメリットを簡単にまとめると、

メリットデメリット
円で決済円口座に現金があればよいので、基本的には事前準備が要らない。スプレッドが25銭と大きい。
米ドルで決済
(事前に為替取引)
正直あまりメリット無し。
強いて言えば為替レートを見て事前に米ドルに換えておくことができる。
事前に為替取引が必要。
スプレッドが25銭と大きい。
米ドルで決済
(住信 SBI ネット銀行)
スプレッドが4銭と安い。事前に為替取引&入金が必要。
米ドルで決済
(SBI FX α)
スプレッドが0.2銭と圧倒的に安い。事前に為替取引&入金が必要。
1万通貨の取引(100万円以上)が必要。

とこんな感じでしょうか。

為替取引のスプレッドの観点だけで見ると SBI FX α 経由で取引したいところではありますが、1万通貨以上が必要なのがネック・・・というかキャッシュがないので事実上ムリです。

とすると現実的には住信 SBI ネット銀行を使うことになるわけで、実際普段はそれで外貨決済をしているのですが、今回は日本円で20万円いただいたということもありそのまま円貨決裁してみました。

円貨決済時のポイント

今回円貨決済してみて初めて認識したことが2つありました。公式サイトにも記載されています。

外国株式・海外ETF|SBI証券
外国株式ならSBI証券。外国株式(米国、中国&#122...

レートは翌営業日10時

最終的な金額は約定時には確定しません。為替レートは翌営業日10時のものが適用されるようです。

※「円貨決済」による買注文を発注される際には、日本円の買付余力の範囲においてご注文いただけます。なお約定した場合は、現地約定日の翌国内営業日午前10:00(日本時間)の当社為替レートを適用いたします。(為替レートには為替スプレッド25銭が含まれております)

SBI 証券 米国株式取引 サービス概要

買付余力が多めに拘束される

購入直後は円換算評価損益がかなりマイナスで表示されます。これは、少し多めに買付余力が拘束されるためのようです。

以下が、購入直後(13口購入)の「保有証券・資産」画面の表示です。

買ったばかりなのにいきなり -13,461 円 と表示されてちょっとビビります(ドルベースだと 15.60ドル利益が出ているので余計にそう感じる)。

この表示状態は、翌営業日の市場開始時間には解消されるようです。

実際の拘束額は条件によって変わりますが、NISA 口座で寄付き前注文の場合だと例えば以下のように計算されるとのこと。

【円貨決済の場合】

{前営業日の終値(米ドル)×上乗せレート※1(%)×株数+手数料(米ドル)}×注文時概算為替レート×105%

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また、買付余力が余分に拘束されるということは、購入時に必要な資金が多くなるということですから、場合によっては購入時に資金が不足する可能性があるということです。

成行注文においては、米国市場寄付前の買付注文時には前営業日の終値に対して、取引時間中の買付注文時には直近価格に対して、当社で定めた一定のレートを上乗せし買付余力を拘束いたします(※)。なお、約定時点で買付余力の拘束額を超えて約定し、かつ米ドルの現金残高がなかった場合、外貨不足金が発生いたします。

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まとめ

SBI 証券の(おそらく他の証券会社もそう変わらないのではないかと思いますが)外国株式口座での円貨決済は少々クセがあるので注意しましょう。

特に、外貨不足金が発生すると売却停止措置が取られてめんどう(解除には電話連絡が必要)なので、資金には余裕をもって注文するようにしましょう。特に成行注文時は注意が必要そうです(買付余力が多めに拘束されるのに加え、価格上昇の可能性があるため)。

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