デスクトップに続き、今回はサーバーのリプレースです。まだまだ現役ですが、こちらもかれこれ7~8年は使用しているので、壊れる前にそろそろこのあたりで刷新します。
現サーバー環境
たまたまですが、先日リプレースしたデスクトップ環境と同じ、こちらも Ivy Bridge 環境を使用しています。
スペックは以下の通り。
CPU | Core i5 3470S 2.9GHz 4Core/4Thread |
メモリ | DDR3 8GB (4GBx2) |
マザーボード | ZOTAC Z68-ITX WiFi |
ケース | JONSBO V6B |
Z68-ITX WiFi は、懐かしの Sandy Bridge 世代のマザーボードです。BIOS アップデートで Ivy Bridge 世代の CPU もサポートしています。
ケースは JONSBO の V6B です。Mini-ITX のクセに ATX 電源が使えて 3.5 インチハードディスクを4台も収納可能な凶悪なヤツです。
今回の方針
CPU はインテルの1~2世代前で安定性重視
最近は Ryzen の人気が高まっているとはいえ、サーバー用途としては、やはり個人的には信頼と実績の INTEL、且つ安定の1~2世代前と考えています。
1~2世代前の CPU を選ぶのは、あまりに最新だと OS 側が追従しきれていない可能性があるためです。最悪、インストールできないことも考えられるので、そういった事態を避けるために、技術的に枯れている少し古いものをチョイスするようにしています。
というわけで、今回は Core i5 9400です(GPU が必要なので 9400F ではない)。
サーバーのサービス停止時間を極力短くする
現状、余っているケースや電源がありません。そのため、サーバー PC を停止し、中身を入れ替えて、OS をインストールして、データをコピーして・・・と、このままではサービス停止時間が長くなってしまいそうです。
そのため、今回はケースや電源などの環境も併せて新たに購入することにしました。
サーバー用途ということで物理的な拡張性は基本的に必要ないため、極力小さな(場所を取らない)環境を用意してみたいと思います(せっかく Mini-ITX なんだし、一度は超小型 PC を組んでみたいという思いはみんな持ったことがある・・・と思う)。
小型 mini ITX ケースってどんなのがある?
まずは「mini ITX 小型 ケース」とかで検索してみます。
・・・。
どうも世の中的には、「Mini ITX だけどディスクリート(別で)GPU を搭載してゲーミング PC 作りたい」というのが主流のようです。
いやそんなの ATX でやればいいじゃん・・・こっちはとにかくちっさいの作りたいんや!
・・・というわけで候補となりそうなのは以下。
IN-WIN IW-BQ656/150N-U3
150W とこのサイズにしては比較的大容量の電源が付属します。また、光学ドライブも載る(スリムタイムのみ)ので、そのあたりが必要な方にとっては重宝しそうです。
個人的には、IN-WIN にしては珍しくあの主張してくるロゴがないのがポイント高かったりします(なので、Chopin は(あくまで個人的には)NG です)。
一方で、電源の互換性が気になります。壊れた時に交換代が高くついたり、そもそも代替品が購入できない・・・といった苦労をするかもしれません。
SilverStone SST-ML05B
定評のある SilverStone です。SFX 電源搭載可能で、ATX 電源ほどではないにせよ、何かあったときに融通が利きやすいのがポイントです。
また、PCIe スロットもロープロファイル or フルハイトどちらにも対応可能なところが抜かりないです。さすが SilverStone。
スロットローディングタイプの光学ドライブも搭載可能なので、TV ラックに置くようなケースではマッチしそうです。
一方で、それ故に筐体サイズが大きくなってしまっていること、IN-WIN ほどではないにせよメーカーロゴが主張してくるところ、光学ドライブなんて今どき使わないのに穴が空いている(スロットローディングタイプなので、そこまで気にはならないかも?)ところ、などがマイナスポイントです。
ANTEC ISK-110 VESA-U3
信頼の ANTEC です。AC アダプタ付属ということで静音性・熱の面でも良さそうです。
ただこれも電源の互換性が気になりますし、90W ということで用途によっては容量は若干不安になる可能性もありそうです。あと、これは完全に主観ですが、デザインがちょっと気に入らない。
VESA マウントもウリにしているようですが、そもそもサーバー用途で基本的にモニターが要らないため、あまり響いてきません。
「超小型ケース+AC アダプタ」路線で行く
いろいろ調べる中で見えてきた、自分が気になっているものは以下のようです。
- とにかく小さく
- デザイン(ベンダーのロゴが出てるのはイヤ)
- 将来的に電源の互換性を気にしておきたい(入手容易性、価格)
- それもあるけどやっぱり AC アダプタ試してみたい
というわけで今回選定したのがコチラです。
オールアルミ(で軽い)!なんか Mac mini みたいでカッコいい!電源ボタンのみの極限までシンプルなインターフェース!ベンダーロゴの押し付けどころか商品名すらついていない!・・・というわけでこれで決めました。
ちなみに上記リンクは「穴を開ける(天板に穴があいている)」バージョンですが、今回購入したのは穴無しの一枚板版です。
今まで AC アダプタの PC を組んだことがなかったのですが、思ったより高くないんですね。電源変換キット込みで 5,000 円くらいで済みます。汎用品として Amazon で購入できますし、これなら交換が必要な場合でも簡単に済ませられそうです。
ただ、AC アダプタ(の挿し込み口)ってどうやってケースに固定するの?っていうのがイマイチよくわかっていません。このあたりは実際に試してみて確かめることにします。
なお、RGEEK のケースは、高さ 65mm と 80mm の2種類があります。ちっさいの作りたいとか言っておきながら、最終的にヒヨって 80mm にしました。さすがに CPU クーラーの選択肢の幅が少なくなりすぎるでしょということで・・・(おそらく Noctua NH-L9a-AM4 くらいしかない)。
次回は実際に組んでみます。
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