資産管理法人(合同会社)を設立する(5)【会社設立freee で会社設立2】

法人

前回は会社設立freee 初期情報をいろいろ入力し、印鑑購入までやりました。

今回は、実際に登記に関する手続きを進めていきます。

前回分はこちら。

資産管理法人(合同会社)を設立する(4)【会社設立freee で会社設立1】
妻を社長にして資産管理法人を立てるのは難しい・・・ということがわかってきましたので、今回からタイトル変更します(笑) 今回は実際に会社設立freee を使って情報を入れていきます。

定款の認証方法の選択

「作成した登記書類の認証と提出を終えましょう」ということで所要日数は1週間となっています。

前回の5分とは違ってだいぶ現実的ですね。

さて最初は、電子定款紙定款かを選びます。

定款(ていかん)というのは、会社の超基本的な決まりを定めたものです。

会社の憲法みたいなものと理解しておけばよいかもしれません。

この定款を紙で作るか、PDF などの電子書類で作るか、ということになりますが、紙だと管理がめんどくさい上に4万円かかるので、電子定款を選ばない理由がありません。

電子定款の場合、電子署名が必要となります。

電子署名というのは、簡単に言えば「この書類の内容を確認しました、という記録のために電子的にハンコを押す」ことです(つまり、紙の書類にハンコを押すのと同じ意味)。

自分で PDF ファイルに電子署名で署名することも可能ですが、機材や環境をそろえるのが結構めんどうなので、これを 5,000 円で代行してやってもらうことができます。

また、これを機に会計ソフトfreee へ年間契約をすると、電子署名を無料でやってもらえます。

今回は会計freee を使うつもりでいたので、せっかくなのでタダで電子署名をやってもらうことにしました。オススメって書いてあるし。

ベーシックプランミニマムプランか、迷うところだと思うのでですが、一人社長の不動産賃貸業であれば、帳簿がつけられて決算書が作れれば問題ないはずだと思うので、今回はミニマムプランを選択しました。

ミニマムプランだと「経費精算」がないというところに若干の懸念がありますが・・・これはまた実際に使い始めてからレポートしたいと思います。

定款の内容の確認

ここまでの入力で、定款が出来上がってしまいます。

PDF もしくは Word でダウンロードできるようになっているので、ダウンロードして内容を確認します。

定款に必要なファイルのアップロード

先ほど確認した定款と、社員(出資者)の印鑑証明書をアップロードします。

今回の自分のケースでは定款の内容は一切変更しませんでしたが、自分で修正したい場合は Word でダウンロードしたファイルを変更して、再アップロードすることもできます。

ただし、自分で内容を修正した場合は、電子署名に時間がかかることがあるようです。ご注意ください。

今回は一人社長の合同会社なので必要な印鑑証明書は1枚だけですが、ちゃんと誰のぶんの印鑑証明書が必要なのか表示してくれます。親切ですね。

内容確認&印鑑証明書をアップロードして、「アップロードしたファイルを専門家に送付する」をクリックします。

電子定款の依頼状況の確認

電子定款の電子署名を依頼する場合に使用するパートです。

初期状態はこんな感じです。

1つ前のステップで定款ファイルをアップロードし、「アップロードしたファイルを専門家に送付する」をクリックすると、メールが送られてきてこの辺りのフィールドも変わります。

アンケートフォームのリンクが表示されているのでクリックし、表示されたアンケートに回答していきます。

アンケートに回答する

こんな感じのアンケートが来ます。

これに回答しないと電子署名してもらえないので、すぐに回答しましょう。

内容的にはあまり難しいところはないのですが、引っ掛かりそうなところだけ挙げておきます。

「どの料金プランを選択しますか?」は、会計freee のベーシックプランまたはミニマムプランの年間契約をしている場合は、一番上の「freee年間特典」を選択しましょう。

今回はめんどうなので現物出資はしていません。

現物出資をしていない場合は無回答で空欄のままで OK です。

現物出資については以下をご参照ください。

資本金はお金じゃなくてもいい!?現物出資のポイントと注意点まとめ
創業する場合には多額の資本金が必要です。資本金と言うとお金をイメージしがちですが、実は、お金以外も資本金にできる「現物出資」という方法があります。今回は現物出資の基礎、現物出資を行う流れ、ポイントや注意点についてご紹介します。

電子署名にかかる期間は通常「5営業日」、お急ぎプランの場合は「3営業日」ということだそうですが、自分の場合は1営業日で完了しました。

電子署名が完了すると、以下のように署名済みの PDF ファイルがダウンロードできるようになります。

出資金の入金&通帳のコピー

今回は発起人(つまり自分)一人だけなので、自分名義の銀行口座に、別の自分名義の口座から振り込みます。

振り込まれることが重要です。

「最初から100万円入っている」ではダメです。

極端な話、もともと口座に100万円が入っている場合、その100万円をいったん別の口座に振り込みして、再度それをもとに戻してもOKです。

自分名義の口座に振り込まれること」が必要です。

入金したら、その履歴情報を残しておきます。

紙の通帳をお持ちであればそれのコピーを、ネット銀行であればスクショで構いません。

登記書類の印刷

ここまでで、会社の登記に必要な書類の準備がようやく整いました。

これを印刷します。

書類の「まとめ方」も懇切丁寧に解説してくれているので、特に迷うこともないでしょう。

・・・

・・・いやいや。え?ここにきて印刷するの?

ここまで来て紙?せっかく電子定款にしたのに?

という至極まっとうな感覚をお持ちのそこのあなた。

ありますよ。オンライン登記。

法務省:一人会社の設立登記申請は完全オンライン申請がおすすめです!

法務省がオススメと言っていますが、おとなしく印刷しておいた方がいいです。

おとなしく紙に印刷される方は、次の手順に従って法務局に行きましょう。

法務局の住所だけでなく、地図や持ち物リストまで表示してくれて、いたれりつくせりです。

というわけで次回は、「オンライン登記と戦う」編です・・・。

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