コロナの影響で自宅で夫婦でテレワークをすることも多くなっており、作業用のデスクが手狭に感じることが増えてきました。
デスク自体は Garage の Fantoni GT で結構広いのですが、モニター1台ずつ(計2台)、ノート PC1台ずつ(計2台)となると、横幅 160cm の GT でもキツキツです。
そこで今回は、モニターアームを導入して空間の有効活用を検討してみます。
どのモニターアームを買うか?
ちょっとでも調べるとわかりますが、モニターアーム界隈ではエルゴトロンがテッパンと言われています。
実際、自分もエルゴトロン LX デスクマウント デュアル モニターアームを使用しています。
それなりの価格なだけあって、コレはかなり快適です。
ぶっちゃけ予算が許すのであれば、エルゴトロンのモニターアーム一択で良いと思います。
いやいやちょっと高いよ・・・という方。
「Amazon ベーシック モニターアーム」を買いましょう。
これはエルゴトロンの OEM(実際にはエルゴトロンが作って、Amazon ブランドで売っている製品) らしいので、もしそうであれば、品質自体はエルゴトロンそのものです(ただ、実際にモノを確認したわけではないので、購入の際は自己責任でお願いします)。
エルゴトロン純正のデュアル・横型と比較すると2万円強お安くなっていますので、エルゴトロンはちょっと高いな・・・という方はこちらで決まりです。
いやそれでも高い!という方は、広大な Amazon の海からチョイスすることになります。
今回は、「エルゴトロンはイイんだけどちょっと高いし、中華製の安いモニターアームの実力も確認してみたい」ということで、以下の「Simbr PC モニターアーム」を購入してみました。
なんとデュアル対応で7,699円です。
しかもそこからさらに25% OFF クーポンが適用され、5,744円です。
価格的にちょうどいい(何が?)のではないでしょうか。
こちらの HUANUO のアームの方がお安かったのですが、対応重量が 6.5kg まで、ということだったのでやめました(Simbr は 8.0kg まで)。
そのほか、3,000円くらいのアームもあるのですが、さすがにちょっと怖くて選択できませんでした・・・
外観・開梱
というわけで届きました。
外箱はシンプルでいい感じです。エルゴトロンの箱とは違い、かなりコンパクトです。
梱包もきちんとしていますが、中途半端にラップでくるまれています。なかなか斬新です。
よく見ると細かなキズもありますが、個人的には全然許容範囲内です。
まぁ、これが気になるようならそもそも中華製の格安品には手を出さない方がいいとは思いますけども。
組み立てる
付属の「インストール手順書Ⅴ」に従って組み立てていきます。
例によってアヤシイ日本語ではありますが、ちゃんと日本語の手順書が付いてくるところは評価できます。
組み立て自体も特に難しいところはありません。必要な工具もプラスドライバーだけです。
今回、これも定番(?)のモニターアーム補強プレートも購入しました。
まずはこれをセットします。
クランプをかませます。
・・・と、ここで問題発覚。
スベリます。
補強プレートの設置面と摩擦が全然なく、ツルツル滑ります。
仕方ないので今回は補強プレート無しで設置します。
(エルゴトロンのモニターアームはきっちり固定できたのですが・・・接地面が小さいからかもしれません)
片側に「Amazonベーシック モニターアーム ノートパソコン用 アーム マウントトレー」を設置します。
モニター側も固定します。
アームのネジを六角レンチで回すことで、アームの強度(動かしやすさ)を調整できます。
すぐ隣にシールが貼ってあり、調整する方向がわかりやすくなっています。
というわけで完成しました。
補強プレートの件で想定外に時間がかかってしまいましたが、それでも50分くらいでした。通常であれば20~30分もあれば組み立てられると思います。
使用してみて
いいところ
- 安い。エルゴトロンの1/3以下のおねだんで、モニターアームとして必要な機能を提供してくれます(ココ重要)。
- 全ての稼働部位に関して強度を調整可能です。付属の六角レンチで回すだけなので、調整自体も簡単です。
- 今回マウントした DELL の 2405FPW はかなり古いモニターで、24 インチですが重量 7.0kg あります。が、特に問題なく支えられていそうです。
- ケーブルカバーもあり、結構使いやすい(安っぽいけど、エルゴトロンのものより使いやすいかも)。
イマイチなところ
正直なところ、コレ単体で見ればあまり不満点はないですね。
ただ、普段エルゴトロンも使用しているので、それと比べるといくつかアラは見えてきます。
- 移動させるときの滑らかさが違います。
- 今回の用途のように一方にノート PC を載せるような「一方が極端に重く、もう一方が極端に軽い」という構成の場合、個別調整がやりにくいです。
- 例えば、重いモニター側の方をもって動かそうとすると、軽いノート PC 側の方も一緒に動いてしまいます。もちろん、ノート PC 側を軽く手で押さえながら調整すればいいのですが、少々面倒です。
- モニターアーム補強プレートがそのままでは使えない。
- 試したのはサンワサプライ製のものだけなので、他の補強プレートであればそのままで使えるかもしれません。
まとめ
今回は格安モニターアームを試すということで、Simbr のデュアルモニターアームを導入してみました。
モニター位置を頻繁に移動するような用途でなければ全然アリ、というのが個人的な感想です(あとは耐久性はもう少し見ていく必要はありますが)。
まずはモニターアームを導入してみよう、という方にも予算的にオススメしやすいです。
ただし、精度や細かな使い勝手の面ではやはりエルゴトロンの方が上です。
テレワーク仕事で少しでも余計なストレスを抱えたくないという方は、妥協せずエルゴトロンを導入すべきです。
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