HEADWOLF Wpad6 レビュー

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この2年ほど、退職やら引っ越しやらでかなりバタバタしており、このサイトも全く更新できていませんでした。すみません。

ようやく落ち着いてきたので、なんやかんやと少しずつ書いていければと思います。

というわけで復帰一発目はタブレットのレビュー、HEADWOLF の WPad6 です。

いわゆる格安中華系タブレット。

今回は楽天で購入、クーポン込みで 11,999 円でした。

詳細なスペックは上のリンク先を見ていただくとして、主なところを挙げると以下の通り。

  • Android 15
  • 解像度 1920x1200
  • RAM 4GB(拡張で8GBまで対応)
  • ROM 128GB
  • バッテリ 6000mAh
  • micro SD カード対応
  • ステレオスピーカー

用途としては子ども(幼児)の勉強用アプリ用で、CPU 性能などには最初っから期待していません。そこそこ動けば OK。

参考までに Geekbench6 の CPU ベンチマークの結果は、シングルコアが 357、マルチコアで 914 でした。

シングルコアのスコアでは 2019 年の Pixel 3a、マルチコアで言えば 2015 年の Galaxy A8 と同じくらいですね。

さすがにどう控えめに言っても、「高性能」とは謳えないレベルです。

いいところ

価格がおてごろ

子ども用ということでどうせすぐボロボロにされるので、低価格であることが最重要であり、CPU がどうとか最新のゲームが動くとかはどうでもよいのです。

その点、1万円ちょっとというのは必須条件を満たしているかなと。

Android 15 対応、かつ 1920x1200

購入に当たってある程度調べたのですが、Android 15 に対応していて、且つ解像度 1920x1200 両方を満たしているタブレットはおそらくこの価格帯では他にほとんどないと思われます。

別に機能的に Android 14 と 15 で何か大きく変わるということもないのですが、製品寿命が長いに越したことはありません。

また、10インチクラスだと 1280x800 ではさすがに少々表示に粗を感じるかなと思います。子ども用とは言えキレイに越したことはないし、大人も全く使用しないわけではない(むしろしばらくは大人が管理して、使う時だけ子どもに渡す)ので、やはり FullHD クラスは欲しいところです。

これを両方満たしているのはポイントが高いです。

ちなみに CPU-Z などでも確認しましたが、ちゃんと 1920x1200 でした。

ちゃんと技適に通っている

子どもが使うものですから(そうじゃなくてもだけど)このあたりの対応がキチンとなされているのは重要です。

あと、AC アダプタにもちゃんと PSE マークがあります。

動作が安定している

当たり前のように感じますが、タブレットに限らず格安系ではこれが重要。

ある程度触ってみましたが、

  • 画面表示のカクつきなどは特にない
  • 120Hz 表示のようなヌルサク感はないが、操作に特に違和感はない
  • ベンチマークアプリでも動かさない限り、特段熱を持つようなことはない
  • メールや Google Map など、いわゆる普通のアプリを起動するのに時間がかかるということはない

といった感じで、今のところは特に問題なく使えています。

ステレオスピーカーが割と良い

これは特に期待していませんでしたが、結構良く鳴らしてくれます。

もちろん「薄型タブレットなりに」という前提はあるものの、動画視聴にはかなり満足できるのではないでしょうか。

音量も間近で聞けばかなりうるさいレベルには大きくできるので、Gemini Live などで会話したり、英会話アプリなどの利用にも良さそうです。

ROM 128GB

子ども用、という用途を考えれば十二分です。欲を言えば 64GB でもっと安くしてくれても良かったくらい。

子ども用でなくても、(後で触れますが)このタブレットのカメラで写真を撮ってバシバシ保存したいということもないでしょうし、大容量を消費するゲームアプリをたくさん入れたい、ということもないでしょう。

多くの人にとって 128GB あれば全く問題なさそうです。

ふつうなところ

メモリ 4GB

8GB まで拡張できるといっても、物理メモリはあくまで4GBです。

昨今のスペックとしてはエントリーレベルではありますが、そもそも重いアプリを動かすようなものでもないので、必要十分かなぁと思います。

重さ

持った瞬間は「あ、思ったより軽い」というのが個人的な印象です。

スペック上 500g ということですが、もうちょっと軽いんじゃないかなぁ。

ただ比較はできないし、劇的にかるいというわけでもないので、評価としては「ふつう」くらいかなと。

惜しいところ

悪いとまではいわないけれど、もうちょっと何とかならなかったかなぁという箇所です。

照度センサーが無い

つまりは画面の明るさの自動調整ができません。

後述しますがこの WPad6 は輝度が低いため、昼間は輝度マックスに設定したいところですが、夜になるとそのままではさすがにまぶしすぎます。

イチイチ設定変更する必要があるのは若干煩わしいところ。

インターフェースの配置が微妙

ステレオミニのジャックが角という斬新な配置。初めて見た。

それは良いのですが、USB typeC のスロットが中央ではなくすこしズレた位置にあるため、充電しながら手に持つのがやりづらい。

この USB C のスロット位置が微妙

逆さにして持てば良いといえば良いけれど、今度は電源とボリュームボタンが下側に来るので、机などで使用していると誤って押されがち。

ケースがあればそこまで気にならないと思いますが、人によっては問題かも。

USB PD に非対応

そのまんまではあるけれど、急速充電はできないので、0% から充電するとそれなりに時間がかかると思われます。

ただ、充電時の実測として常時約 9W くらいで充電できており、メチャ遅というわけでもないので、まぁ許容範囲内かな。

技適マークがシール

技適に対応していること自体は良いことなのですが、どうも技適マークが記載されたシールが背面に貼られているだけで、本体内に表示がありません(通常 Android であれば設定アプリ内で確認できるはずだが、どうも無さそうに見える)。

このシール、ケースなしで使ってたらすぐ剥がれそう・・・ええんかコレ。。

イマイチなところ

輝度が低い

端的に言うと画面がかなり暗い。

断っておくと、薄暗い室内や夜は全く問題なく、画質そのものはキレイなことも相まって、全体の品質は悪くないと思います。

ただし屋外は全然ダメ。

屋内でも、日中晴れた日、日当たりのよい部屋であれば輝度マックスにしてギリギリ許容範囲内というところでしょう。350nit ってこんなに暗かったか??

朝や夕方、そこまで日当たりのよくない部屋であれば大丈夫。

逆に、かなり暗くできるので薄暗い部屋やベッドサイドでの利用には向いています。

カメラの画質悪すぎ

まぁこれは特に期待していなかったので全く問題ないのですが、思ってた以上に良くないです。

写真素人の自分が見てもディテールや暗所がつぶれがちで、観賞用として撮影するには全く向きません。

個人的には QR コードはちゃんと認識できたので、それだけで及第点ではあります。

まとめ

全体としては、シンプルに(自分に)必要な部分だけをうまく盛り込んで低価格に仕上げてきたという印象です。

内容物も本体と充電用 AC アダプタ、ケーブル、説明書だけと非常にシンプル

デザイン的にも多少の安っぽさは否めませんが、実際に安いのでこんなもんでしょう。シンプルにまとまっているかなと思います(欲を言えばもうちょっとベゼルが細かったら・・・)。

これが向いている人を端的にまとめると

  • ゲームなどはあまりやらないので、性能は不要。
  • 屋外では使用しない。家専用。
  • 日中は仕事しているので、メインで利用する時間帯は夜。

とこんな感じでしょうか。

また、製品そのもののレビューではありませんが、HEADWOLF の対応が良かったです。

発送も即日でしたし、LINE で少しだけ質問したのですがキチンとしたレスポンスがありました。

中華系というとそれだけでネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、その点についてはあまり問題なさそうです。

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