いまさらストリートファイターⅤを始めました。格闘ゲームは20年ぶりくらいです。
ストリートファイターⅤ(以下SFV)は2016年からの展開となっていて、さすがにもう終わるでしょ?とも思っていましたが、次期ストリートファイター6は2022年度第3四半期らしいので、まだまだ楽しめそうです。新キャラも予定されてますしね。
さて、今回プレイするにあたってはジョイパッドを使うことに決めていました。
アーケードスティックでもイイんですが、場所取りますし、ガチャガチャパチパチうるさいですしね・・・
というわけで手になじむコントローラーの候補を増やすため、昔使っていたサターンパッドを試したくなってみたくなり、SS-USB コントローラーアダプターを購入しました。
が、Steam に慣れていないこともあり・・・というか設定方法にクセがありすぎて使えるようになるまで超苦戦しました・・・(Z ボタン効かないし、ボタン割り当てようと思ったら設定画面から抜けてしまう)。
「単にゲームやりたいだけ」という方にはツラいと思いますので、設定方法をまとめておきます。
外観
こんな感じです。さかさまな気もしますが気にしない。
いつも通り(?)怪しい説明書付き。
想像しているよりも少し大きいです。
Amazon のレビューにも書かれていますが、最近少し仕様が変わったらしく、XINPUT と DINPUT の切り替えは前面のハードウェアスイッチで行うようになったようです。
説明書には START ボタンとAボタンを同時に3秒以上押すとモードを切り替えられるとありますが、今回のロットでそれに対応しているかどうかはわかりません。
まぁ、スイッチ切り替えの方が普通に便利だと思うので、別に対応してなくてもいいんですけどね。
あと、これは Steam の設定なのかはわかりませんが、DINPUT 時の1コンは右側のポートです。
そもそもまともに使えるの?
結論から言うと、ちゃんと使えます。
ただし XINPUT モードの時は認識できるコントローラは1台のみです。左右どちらに挿しても使えますが、1台分しか認識されません。
ゲームコントローラーとして認識されているかどうかは、Windows の設定で確認することができます。
Windows で認識されているか確認する(XINPUT 編)
コントロールパネル→ハードウェアとサウンド→デバイスとプリンターから「SS Controller Adapter-Xinput」を右クリックし、「ゲームコントローラーの設定」を開きます。
コントローラー1つ分として認識されていることが確認できます。
Windows 上で認識されているか確認する(DINPUT 編)
今度は Direct Input(DINPUT) モードにスイッチを切り替えて確認してみます(このときは、SS Controller Adapter-Dinput)。
ちゃんと2台それぞれで、個別に反応していることも確認できます。
Steam でのコントローラー設定方法
Steam ではコントローラーの設定方法がたくさんあり、非常にわかりづらいです。
細かいことはイイからとにかく使わせろと思う方、たぶん多い(?)のではと思います。
なのでとにかく設定手順について説明します。
コントローラー設定を開く
Steam のメインウィンドウを開き、左上の「Steam」メニューから「設定」をクリックします。
「設定」ダイアログが開いたら、左側の「コントローラ」をクリック。
「一般のコントローラ設定」をクリックします。
「BIG PICTURE 設定」「デスクトップ設定」「ガイドボタンコード設定」は無視していいです。
ボタン配置を設定する(XINPUT 編)
SS-USB コントローラーアダプターを PC に接続します。
前もって接続しておいても OK です。サターンパッドも接続しておいてください。
ディップスイッチは XINPUT 側に設定しておきます(接続してからスイッチを変更しても問題なし)。
ドライバの導入も特に不要で、そのまま Steam で認識してくれるはずです。
Steam がコントローラを認識したら、以下のように「Xbox One コントローラー:Xbox One コントローラー」と表示されます。
ストリートファイターV をプレイする場合は、「Xbox 設定サポート」にチェックを入れておきましょう。
ウィンドウの下側に「リセット」や「セーブ」のボタンが表示されていない場合は、ウィンドウサイズをすこし大きくしましょう(わかるかそんなもん・・・)。
ボタンが表示されたら、「リセット」をクリックして設定をいったんクリアします。
まずは「プライマリアクション」、「戻る」と十字キーの上下左右を設定します。
「プライマリアクション」の右隣の「---」となっているところをマウスでクリックし、サターンパッドのAボタンを押します。
正しく認識されれば、おそらく「ボタン0」と表示されます。
同じ要領で「戻る」にサターンパッドのBボタンを、十字キーの上下左右にサターンパッドの上下左右を、それぞれ割り当てます。
全部設定すると、こんな感じになるはずです。
ここでいったんセーブします(重要)。
ウィンドウ下の「セーブ」をクリックします。
「このコントローラの設定を共有しますか?」と聞かれるので、丁重にお断りします(「遠慮します。」をクリック)。
再び「Xbox One コントローラー:Xbox One コントローラー」をクリックし、「レイアウトの決定」をクリックします。
続いて、残りのボタン(C、Ⅹ、Y、Z、L、R)を設定します。
ここは好みの部分もありますが、以下のように設定しました。カッコ内がサターンパッドのボタンです。
コマンド | ボタン |
プライマリアクション | ボタン 0(A) |
戻る | ボタン 1(B) |
ターシャリアクション | ボタン 3(Y) |
セカンダリアクション | ボタン 2(Ⅹ) |
スタート | ボタン 7(START) |
左ショルダー | ボタン 4(L) |
右ショルダー | ボタン 5(R) |
十字キー 上 | ハット 0.1(上) |
十字キー 左 | ハット 0.8(左) |
十字キー 下 | ハット 0.4(下) |
十字キー 右 | ハット 0.2(右) |
左トリガー | ボタン 8(Z) |
右トリガー | ボタン 9(C) |
ボタン配置を設定する(DINPUT 編)
続いて DINPUT 側です。
先ほどと同じように、DINPUT モードにスイッチを変更し、右側のポートにサターンパッドを接続します。
DINPUT では2台分のコントローラが認識されるので、下側の「Xbox One コントローラー」(たぶんこちらが右側のポート、1P側のコントローラ)を選択し、「レイアウトの決定」をクリックします。
レイアウトは XINPUT と同じように設定しますが、ボタン配置が少し変わります。
コマンド | ボタン |
プライマリアクション | ボタン 0(A) |
戻る | ボタン 1(B) |
ターシャリアクション | ボタン 4(Y) |
セカンダリアクション | ボタン 3(Ⅹ) |
スタート | ボタン 9(START) |
左ショルダー | ボタン 5(L) |
右ショルダー | ボタン 7(R) |
十字キー 上 | ハット 0.1(上) |
十字キー 左 | ハット 0.8(左) |
十字キー 下 | ハット 0.4(下) |
十字キー 右 | ハット 0.2(右) |
左トリガー | ボタン 6(Z) |
右トリガー | ボタン 2(C) |
もう1方、つまり左側のポート・2P側のコントローラのレイアウトですが、こちらは設定する必要はありません。
というよりは、1Pと2Pのレイアウト設定は共通です。どちらか一方だけ個別のレイアウトにすることはできません。
つまり、1P側のレイアウト設定を行うと、2P側のレイアウトも自動的に設定されます。
SFV上でボタン配置を設定する
どうこう言うより見てもらった方が早いと思うので、こんな感じで設定します(画面はSFVのコントローラー設定)。
Xボタン、Yボタン、Aボタン、Bボタンについては、サターンパッドのボタン名と一致するので直観的に設定できると思います。
先ほど Steam 設定で左トリガー(LT)にZボタンを、右トリガー(RT)にCボタンをそれぞれ割り当てました。
ゲーム上の設定で、LTを強パンチに、RTを強キックに割り当てることで、上段の「X・Y・Z」ボタンがそれぞれ弱パンチ・中パンチ・強パンチになり、下段の「A・B・C」ボタンがそれぞれ弱キック・中キック・強キックという理想の配置になります。
Lボタン(LB、「左バンパー」らしいです。設定画面だと「左ショルダー」だけど)とRボタン(RB)を何に使うかは好みだと思いますが、ここではパンチ同時押し、キック同時押しに割り当てています。
実際の使い勝手は?
やっぱりサターンパッドは使いやすいです。
久々に使いましたが、ジャンプ強K→しゃがみ中K→真空波動拳のようなコンボもすんなり入りました。
個人的には入力遅れなど感じることもなく使えています(XINPUT, DINPUT の1P、2Pともに)。
ガチゲーマーの方から見たらわかりませんが、カジュアルゲーマーの方には十分じゃないでしょうか。
純正サターンパッドを持っていない方は、USB 接続のものもありますね。
あとは無難にファイティングコマンダーとかがイイのかなぁ・・・
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